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日本企業では概念化力へのスキルチェンジがうまくいっていない

私たちのビジネススキルは「テクニカルスキル」からはじまります。

そして、時が流れ責任が増すにつれ、コンセプチュアルスキル(≒概念化力)の比重が高まります。

ところが、多くの日本企業では、このスキルチェンジがうまくいっていません。

現場で活躍したひとが、出世してマネジメントを担うようになると急に輝きを失うのはこのためです。

たとえば、プロジェクトで成功を収めてきた超一流のプロジェクトマネージャが「事業の責任者となったらからっきしで、事業計画すら立てられない」ということはよくあります。

テクニカルスキルとコンセプチュアルスキル(=概念化力)

なぜ、優秀なプロマネが優秀な事業部長になれないのか?

計画のプロであるはずのプロジェクトマネージャが、なぜ、事業計画となると苦戦するのでしょうか。

 

実は、この疑問が、私を計画力、概念化力の世界へと向かわるきっかけとなりました。

私が行きついた答えはこうです。

 

私たち日本人は「型」にとらわれやすいという特徴があります。

プロジェクトマネージャにはPMBOK®という知識体系が与えられ、プロジェクトマネージャの多くはこれを型ととらえ、型に依存してマネジメントをしてきたと考えられます。

ところが、事業計画では「型」は与えられません。つまり、型に依存しない本質的な力(=計画力や概念化力)が試されることになるのです。

計画力や概念化力は、分野や業界を問いません。

プロジェクトマネジメントにはPMBOKという型があるが、事業計画では型はあたえられない
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