キーワードをもとに概念モデルをつくり上げる
キーワードを見つけ出したら、次は、それらを深く理解しなければなりません。そのためには、構造化してみることが一番です。
ここでも、構造化の3つの基本形が役立ちます。
キーワードを構造化する過程で、新たなキーワードが見つかることもあり、時にはそれが宝物だったりすることもあります。たくさんあったキーワードがいくつかに統合されたり、重複が見つかったりもします。
こうして出来上がったキーワードの構造体を、私は「上位の概念モデル」と呼んでいます。この概念モデルを俯瞰したり、複数の概念モデルを見比べたりしているうちに、本質が浮かび上がってくることもあります。
さて、こうしてキーワードを深く理解することができたら、今度は、これらのキーワードを「軸(観点)」にとった枠組み(フレームワーク)を作成します。私はこれを「回の概念モデル」と呼んでいます。
ここでもまた、構造化の3つの基本形の出番です。
どうですか、キーワードを軸に持つ構造モデルの枠組みは無事に出来上がりましたか?
この時点で、枠組みには中身(=コンテンツ)は何も入っていません。
次が最後の作業です。
枠組みに、コンテンツを入れていきます。コンテンツの多くは、皆さんの周辺に存在する具体的な事象です。
もしもコンテンツをうまくうめられないときは、枠組みの作成からやり直してください。時には、キーワードをさらに深く理解しなければならないこともあります。この場合は、さらに上流の作業からやり直してください。
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